すでに路上に停車していたセダンに乗り込み、後部シートに躰を沈めると急にほっとした。滑らかに走り出した車。山脇さんの運転は以前にも増して静かになった気がする。
「いいから俺の膝の上で寝てろ」
素直に甘えれば、愛おしむように私の頭を撫でる幹さん。
「お前もあんなドレスが着たいか」
撫でながらしばらくして。さり気なく訊かれ、少し考えて答えた。
「自分がって言うより、やっぱりお父さんとお母さんに見せてあげたいです。花嫁姿って一番わかりやすいじゃないですか、子供が巣立って親も役目をひと段落できた、っていう・・・」
「・・・なるほどな」
「私はこれから幹さんと生きていくから大丈夫、って形で残してあげたら・・・両親も安心して見守ってくれるかなって思うんです」
「いいから俺の膝の上で寝てろ」
素直に甘えれば、愛おしむように私の頭を撫でる幹さん。
「お前もあんなドレスが着たいか」
撫でながらしばらくして。さり気なく訊かれ、少し考えて答えた。
「自分がって言うより、やっぱりお父さんとお母さんに見せてあげたいです。花嫁姿って一番わかりやすいじゃないですか、子供が巣立って親も役目をひと段落できた、っていう・・・」
「・・・なるほどな」
「私はこれから幹さんと生きていくから大丈夫、って形で残してあげたら・・・両親も安心して見守ってくれるかなって思うんです」



