無事に披露宴も幕を閉じ、エントランスホールで鮮やかな深紅のドレスに身を包んだ新婦に、4人全員であらためて祝福を送る。
「誰でもいいから早くあたしの後に続きなさいよー?」
満面の笑顔で上機嫌な志保。黙って笑い返す私と梨花に合わせて、七美も彩花も意味深な作り笑い。
「次は糸子あたりかもねー」
「だねー」
「その前に彼氏作んないとでしょ?ねっ、二次会でダンナの友達紹介してあげよっか?!一人くらい糸子を気に入ってくれるかもよ?」
わざとらしい二人の振りに、何も知らない志保がいつものお姉さん風を吹かし始めた。
「えぇと紹介は大丈夫。彼氏作るのは考えてないし・・・」
「せっかくのチャンスだよ?大丈夫、変な人いないから!」
「あのね志保、ボク達」
すっかりその気の彼女に梨花が口を挟んだその時。
「申し訳ないが辞退させていただこう」
頭の上でやんわり低い声がした。ものすごく聞き慣れた、いるはずのない人の声が。
「誰でもいいから早くあたしの後に続きなさいよー?」
満面の笑顔で上機嫌な志保。黙って笑い返す私と梨花に合わせて、七美も彩花も意味深な作り笑い。
「次は糸子あたりかもねー」
「だねー」
「その前に彼氏作んないとでしょ?ねっ、二次会でダンナの友達紹介してあげよっか?!一人くらい糸子を気に入ってくれるかもよ?」
わざとらしい二人の振りに、何も知らない志保がいつものお姉さん風を吹かし始めた。
「えぇと紹介は大丈夫。彼氏作るのは考えてないし・・・」
「せっかくのチャンスだよ?大丈夫、変な人いないから!」
「あのね志保、ボク達」
すっかりその気の彼女に梨花が口を挟んだその時。
「申し訳ないが辞退させていただこう」
頭の上でやんわり低い声がした。ものすごく聞き慣れた、いるはずのない人の声が。



