「・・・好きにしろ」
幹さんが低く言った。束縛がふいに解かれ、反射的に見上げて目が合う。静かな眸。・・・静かすぎるくらい。筒井君を圧倒的に薙ぎ払うことだって出来るのに、あなたはそれをしない。
「幹さん・・・」
心の中で呼んだはずの名前が口から零れた。
仄かに笑んだあなたの顔が被さり唇が重なる。言葉じゃないものを交わして、私は筒井君に向き直った。
刹那ぶつかった眸。仕事終わりに、エナと三人で楽しく過ごしたのが昔のことみたいに。まだ続くと思っていた、何気ない日々が漠然と。
「糸子さんにはどーしてもシアワセになってもらわないとオレ、一生ストーカーになっちゃうでしょ。・・・なんでヤクザなんか好きになっちゃうかなぁ。世界中で一番オレが糸子さんを好きで、一番シアワセにできる自信あったのになー」
しょーがないなぁ。ふにゃりと笑うキミがいた。・・・肩で堪えてるキミがいた。
幹さんが低く言った。束縛がふいに解かれ、反射的に見上げて目が合う。静かな眸。・・・静かすぎるくらい。筒井君を圧倒的に薙ぎ払うことだって出来るのに、あなたはそれをしない。
「幹さん・・・」
心の中で呼んだはずの名前が口から零れた。
仄かに笑んだあなたの顔が被さり唇が重なる。言葉じゃないものを交わして、私は筒井君に向き直った。
刹那ぶつかった眸。仕事終わりに、エナと三人で楽しく過ごしたのが昔のことみたいに。まだ続くと思っていた、何気ない日々が漠然と。
「糸子さんにはどーしてもシアワセになってもらわないとオレ、一生ストーカーになっちゃうでしょ。・・・なんでヤクザなんか好きになっちゃうかなぁ。世界中で一番オレが糸子さんを好きで、一番シアワセにできる自信あったのになー」
しょーがないなぁ。ふにゃりと笑うキミがいた。・・・肩で堪えてるキミがいた。



