「ヤマワキってオジサンが言ってたよ」
筒井君が空を仰ぐ。
「小暮幹を“なまくら”にするのは糸子さんだ、・・・って。惚れた男を死なせる前に身を引いてやってくれって」
降りてきた眼差しとぶつかり私は。振りかざされた刃が自分の心臓を刺し貫いていたのをようやく気付いた。
山脇さん・・・・・・?山脇さんガ、筒井君ニ?ウソ、ドウシテ、ソンナ・・・?!
思考回路が弾け飛んだかと思えたほどの衝撃。考えもしていなかった。彼が筒井君を巻き込むなんて微塵も。幹さんから私を遠ざけたがっていたのはそれほど本気だった・・・?顔色が無くなっていく。
筒井君が何を知ってしまったかはもう。それよりもただ、幹さんの傍にいる意味を根底から砕かれた。気がした。
絶句して、ただ茫然としている私の心臓から筒井君が見えない刃をゆっくり引き抜いていく手触り。
「それでも離れないって言ってよ糸子さん。・・・オレにとどめ刺せる最後のチャンスだよ?」
筒井君が空を仰ぐ。
「小暮幹を“なまくら”にするのは糸子さんだ、・・・って。惚れた男を死なせる前に身を引いてやってくれって」
降りてきた眼差しとぶつかり私は。振りかざされた刃が自分の心臓を刺し貫いていたのをようやく気付いた。
山脇さん・・・・・・?山脇さんガ、筒井君ニ?ウソ、ドウシテ、ソンナ・・・?!
思考回路が弾け飛んだかと思えたほどの衝撃。考えもしていなかった。彼が筒井君を巻き込むなんて微塵も。幹さんから私を遠ざけたがっていたのはそれほど本気だった・・・?顔色が無くなっていく。
筒井君が何を知ってしまったかはもう。それよりもただ、幹さんの傍にいる意味を根底から砕かれた。気がした。
絶句して、ただ茫然としている私の心臓から筒井君が見えない刃をゆっくり引き抜いていく手触り。
「それでも離れないって言ってよ糸子さん。・・・オレにとどめ刺せる最後のチャンスだよ?」



