【完】恋の治療は保健室で

「そこに座って。消毒するから」

「あっ、いいです。自分で出来ます」

「ダメだよ。こういうのは専門家に任せなさい」

先生はそう言うと傷に消毒液を付けて、絆創膏を貼ってくれた。

やっぱり専門家は手際がいいな。

「そうだ。これ書いといてね」

手渡されたのは保健室の利用者記入書。

身体の具合やケガの事を書く用紙。

ええと、擦り傷、切り傷っと。

「書けました」

「はい。一年三組杉原 奏さんね」