「先生...」

「なんかしんみりしちゃったね。はい!この話はおしまい。次はいよいよ走るよ!転んでもいいからまずは一周、頑張ろう!」

先生、あたしをあんまり悲しくさせない為に無理に笑顔で接してくれてるんだ。

ー七分後ー

「はぁはぁ、結構疲れますね」

「だね。でも転ばずに走れてたよ。体育祭までの残りの時間、これを繰り返していくから」

「はい。体育祭まで宜しくお願いします!」