【完】恋の治療は保健室で

「そういう理由なら受け取ります。でももしバレたら...」

「その時は僕と岡先生は学校を辞めさせられる。杉原さんは退学にならないよう頼むつもりだよ」

ドクン...

そんな大変なことサラッと言われたら何か怖くなってきた。

あたしのせいで辞めさせられるかもしれないのに先生はどうして平気なの?

いつも話す時に見せてくれる笑顔には何の迷いもなかった。

それだけの覚悟をしてあたしの特訓をしてくれていたんだ。

「杉原さん。あまり深く考えないでね。これは君のコーチをする時から僕達が勝手に決めていたことなんだ。だから君は気にしなくていい。今は目の前にある事だけをやっていこう。ねっ?」