【完】恋の治療は保健室で

背を向けてドアノブに手をかけた瞬間だった。

「杉原さん?」

「はい!えっと、あの...」

気づかれてた。どうしよう、気まずい...。

「ケガしたんだね。座って。ごめんね、気づかなくて。ちょっと考え事しててさ」

「いえ、そんな。ごめんなさい。考え事してる最中に来てしまって」

「謝らなくていいよ。ケガしたんだから来るのは当然のことだよ?聞いたよ。リレーのアンカーになったんだって?」