【完】恋の治療は保健室で

「バレンタイン名物、女の地獄鍋だよ」

「地獄鍋って...。ん?あそこに居るのって...!」

「奏だよ。手しか見えてないけどね」

「まずいんじゃないのか?薬師寺先生も困ってるし。目でさっきから俺に助けを求めているんだが」

「そろそろやばいかもね。奏、次の作戦に移るから戻ってきてー!」

「は、はひぃ〜」

でもこの状態じゃ動けないよ。三年生の先輩方、必死になり過ぎてあたし達下級生のことは眼中に無いみたい。

「お願いだから早く避けてー!」