【完】恋の治療は保健室で

「肝心なことって何ですか?」

「薬師寺が今の仕事を選ぶように進めたのは俺なんだ」

「岡先生がですか?」

「あぁ。春に学校を辞めるのは俺への恩返しかもしれないな」

「恩返し?」

「大沢が亡くなった後、あいつ学校にあまり来なくなったことがあってな。なんとか部活の成績で大学は行けたんだが、ある日自主退学をしようとしてたんだ」

冬和を失ったことによって心に穴が空いてしまった薬師寺。そのせいか、大学生活を楽しめないでいた。そんな中、自主退学をすると決めた薬師寺
は大学に推薦を持ち寄ってくれた岡先生に退学について話すことにした。だが、岡はそれを辞めるように言った。