【完】恋の治療は保健室で

ー 十一年前 ー

当時薬師寺は中学の時やっていたテニスの成績が高く評価され、スポーツ推薦で高校に進学した。部活もテニス部に入り、先輩や先生からは期待の言葉を毎日かけられていた。しかし薬師寺はそんな毎日が退屈だった。周りがテニスのことばかり、他の面ではなんにも言われない。本当は期待をされるのは嬉しいが君にはそれしかないという事を言われている気分だった。

「薬師寺!なんだそのやる気のなさは!罰としてグラウンド十周して来い!」

「・・・」

「返事はどうした!」

「はい!」