【完】恋の治療は保健室で

一体三人の間に何があったんだろう。薬師寺先生と平川君のお兄さんのあの険悪な雰囲気。あたし達が知らない何かがある気がする。

次の日。あたしと若菜、平川君とで薬師寺先生の家に行くことに。

「平川のやつ遅いなー」

「電話してみようか」

「おーい待たせて悪い。兄貴連れてくるのに手間取っちゃって」

「なんで俺があいつの家に行かなきゃならないんだよ」

「兄貴が言っていた話が本当がどうか聞くためだ。薬師寺先生、俺が兄貴に聞いた話をする度に否定してた。だから俺は薬師寺先生に本当のことを聞く。もちろん兄貴と一緒に」

「別に俺居なくたっていいだろ」

「まあまあ二人とも話は薬師寺先生の家でお願いします」

「そうです!あたし達はそのために来たんですから薬師寺先生の家に行ってもケンカはしないでくださいね」

「分かったよ」