【完】恋の治療は保健室で

「ちっ、分かったよ」

「杉原さんごめんね。龍也、一つ忠告しておく。二度と杉原さんには近づくな」

「はぁ?そいつは冬和じゃない。お前もいい加減引きずるのはやめたらどうだ?杉原さん、あまりこいつに心を許すんじゃないぞ。尚人行くぞ」

「二人とも悪かったな。また学校で」

「ふぅ。あまり大事にならなくてよかった」

「まさか龍也と会うことになるとはな」

「あの、薬師寺先生。平川君のお兄さんとは知り合いなんですか?」

「平川君のお兄さんとはね、高校の時クラスが一緒で同じ部活に入っていたんだ。そして冬和の幼なじみ」

「冬和さんのですか?」

「うん。ここまで来たら君にもちゃんと話さないとね。明日、僕の家に来て。新田さんも平川君も連れておいで」

「若菜や平川君も一緒で大丈夫なんですか?」

「君たちなら内緒にしてくれると思うし。場所は後で連絡するよ。じゃ、また明日」