【完】恋の治療は保健室で

電車で二十分くらい移動し、最初の目的地のスケート場に着いた。クリスマスだけあってカップル多いな。でもこれならあたし達のことをカモフラージュ出来る。にしてもスケート場にしてはちょっと暗いな。

「ここはね、滑る人に合わせてリンクが光る仕掛けになっているんだよ。ほら」

リンクの方を見てみると確かに滑っている人に合わせてリンクが光っている。まるでイルミネーションを見ている気分だ...!

「ふふ。早速滑ろうか」

「はい!」

張り切って返事したが...。

「あわわわ!」

ステン!

「大丈夫?頭打ってない?」

「大丈夫です。尻もちついちゃいました」

「手、出して」

「はい...わあ!」

奏の手を掴み後ろを向きながら滑り始めた薬師寺。