【完】恋の治療は保健室で

「ごめんなさい。あたしはこれで失礼します」



カバンと破れた衣装を持ちその場から離れた。早く離れたい。そう思いながら走った。



「杉原さん待って!」


「杉原!」

ガッ!


薬師寺は平川の腕を掴んで止めた。



「前にも言ったが君には杉原さんの事を任せられない。杉原さんは僕に任せて君は早く帰りなさい」



そう言って腕を離し、奏を追いかけた。



「あんたにはその資格があるって言うのか...」



「ねえ平川。奏と何かあったの?」



「新田」



「なんか泣いてたような。それと珍しく薬師寺先生が廊下走っていたよ。平川?」



「新田、実はな...」