【完】恋の治療は保健室で

もう少しで完成だったのにこんなに破れちゃ文化祭までに直らないかもしれない...。



せっかく若菜と毎日頑張って作ったのに。



「薬師寺お前足元見てなかったのかよ!」

「平川君今はそれどころじゃないだろ?」

「いい加減にして下さい!いつまでもいい争わないで下さい。うぅ...」


あたしは限界を感じ涙を流しながら二人に怒鳴った。



衣装が破れたこともそうだが、夏祭りのことも、高校に入って、薬師寺先生と出会って、平川君と再開してからたくさんモヤモヤしてた。



薬師寺先生があたしの事を気にしてくれること、平川君があたしに好意を持っていること、この数ヶ月の間にたくさんのことがあった。



頭の中で状況を整理するのと同時にまた新しい疑問が増える。

あたしは...自分は何がしたいんだ?



なんでこんなに胸が苦しくてモヤモヤしなきゃならないんだ?


薬師寺先生の恋人のことだってあたしには何も関係ないことなのに。