【完】恋の治療は保健室で

ピコン!

「メール?クラスからだ。先生、ちょっといいですか?」

「いいよ」

何だろう。集合時間の変更とかかな。

「えっ!?」

「どうしたの?そんな大声だして」

「大変です...!今日のお祭り、女子は浴衣で参加することになったそうです」

「浴衣?」

「はい。どうしよう、家に帰って浴衣に着替えていても集合時間に間に合わない。お祭り、諦めるしか...」

「杉原さん、こっち!」

「先生!?」

先生が突然腕を引き、走り始めた。

「どこに行くんですか?」

「上の階で浴衣売っているってさっき見たんだ。そこで浴衣買ってお祭り行こう...!」

「でも!」

「お祭り、行きたいんでしょ?なら、浴衣着て、楽しんでおいで。学生のうちにやっとかないと後で後悔するよ?それでもいいの?」

クラスの皆がせっかく誘ってくれたんだ。

やっぱり行きたい...!

「先生、あたしやっぱり、浴衣着てクラスの皆でお祭り行きたいです!」

「いい答えだ。急ぐよ!」

「はい!」