【完】恋の治療は保健室で

「お待たせ。何かあったの?」

「いえ、ただ、何か視線を感じて」

「視線?ああ、それは多分杉原さんが可愛いからだよ」

「えっ?」

「今日の杉原さん、凄く可愛い。だから皆見ちゃうんじゃないかな?僕もさっきから杉原さんから目が離せないもん」

可愛い?あたしが。これってワンピースのお陰なのかな?

「そんな杉原さんにこれ」

「これは?」

「さっきそこのお店で買ったんだ。開けてみて」

袋を開けてみると中にはヘアピンが入っていた。

月の上に星があり、紫のラインストーンと小さな星が付いているやつだ。

「このヘアピンって」

「杉原さんに似合うと思って買ってきたんだ。貸して、付けてあげる」

頭に先生の手があっている。

触れられた瞬間また、心臓が大きくなり始めた。