先輩はきまぐれ

そのまま地面に落下。

あぁ、とことんついてないなー

そう思いながら痛みを覚悟し、待っていると、

ーーードサッ

体が宙に浮いた。

「…あぶな、何してんの」

「えっ、あっ、、、」

顔を上げると整った顔が

「あっ、すいません、怪我ないですか?」

「…ないよ、そっちこそ怪我してない?」

「えっと、大丈夫です。ありがとうございました」

そう言ってバラバラになった荷物を拾う。