先輩はきまぐれ

ーーードンッ

目の前で起こった事を理解しようと顔を上げると、女子がぶつかって落ちてきていた。

ーーードサッ
とっさに手を伸ばして抱え込んだ。
「…あぶな、何してんの」

「えっ、あっ、、、」

顔を上げたその子に不意にもドキッとしてしまった。
白い肌に少しだけ茶色が混ざった傷みのない髪、色素の薄い目、少し開いてるほんのり赤い唇

しばらくの間見惚れていると

「あっ、すいません、怪我ないですか?」
その子は眉をひそめ心配そうにこっちを見ていた。

「…ないよ、そっちこそ怪我してない?」

「えっと、大丈夫です。ありがとうございました」

そして、気づいた。