バス酔いしたって、変な心配かけちゃった………
「ほんとに大丈夫?無理してない?」
百叶が再度声をかけてくれる。
「うん、ほんとに大丈夫。ごめんね、何でもないの」
そっか、と少し笑った百叶に、私も笑ってみせた。
「でさ〜、やっぱり出てかない方がいいよね」
「うん、絶対その方がいいよ、危ないもん」
「ね、やっぱ柚もそう思う?」
後ろで2人が話し始めたのが聞こえたと思ったら、突然話を振られた。
驚いた私は、とりあえずまた後ろを振り返った。
さっきしていた話の続きっぽいけれど………うっかり考え込んでしまっていたせいで、どんな内容なのか全然聞いていなかった。
最悪…………こんなの、失礼すぎる……………
「ほら、さっき話してた、まりなのバ先の客の話」
どう返したらいいか焦っていると、玲可ちゃんがそう付け足してくれた。
あ、ありがとう玲可ちゃん………!
「バイト中の女子高校生に声かけて一緒に写真撮ろうはヤバいよ、不審者でしょ」
「うん、その人危ないよ、絶対関わらない方がいいよ」
玲可ちゃんと百叶が続けてそう話しているのを聞いて、私は頭をフル回転させる。
バ先………バイト先、って意味で合ってるかな………
そのバイト先に来るお客さんが、危なそうな人って話、かな…………?
「…う、うん、私も、そう思う、関わらない方がいいんじゃないかな……?」
「ほら、柚も言ってるし。また来たらすぐ裏下がんなよ」
「やっぱそーなるよね〜、ん、そーする〜」
……よ、よかった、合ってたぽい…………


