直球すぎです、成瀬くん




…………き、嫌われたんだ……………



私の中でショックが大きくて、どうするのが正しい答えなのか全くわからないまま、あっという間に学年交流会当日を迎えた。


あれから毎日のように考えているけれど、これといった正解らしき正解は浮かんでこない。




「柚ー?どした具合悪い?」

「え、酔った?大丈夫!?」

「っえ、あっ、え」


今も思わずそのことを考えていたら、気づけば百叶が心配そうに私の顔を覗き込んでいた。

それに続くように、立ち上がったまりなちゃんが後ろから声をかけた。



「あっ、な、何でもない!ごめんね」


咄嗟に私は笑顔を作ってみせた。


「大丈夫?酔い止め持ってるけどあげようか?」


座席の隙間から、玲可ちゃんも声をかけてくれる。


「玲可ちゃん、ありがとう、大丈夫だよ、ごめんね」

「そう?」

「やっぱさ〜、バスの中で4人で喋るのってしんどいね、1番後ろのVIP席座んないと」

「VIP席て…」

「こら土屋さん席立たない、ちゃんと座って危ないから」

「はあ〜いごめんなさい」


前方から先生の声が飛んできて、まりなちゃんは席に座り直した。




学年交流会は、学校からバスで3時間ほど離れたところにある宿泊施設を貸し切って行うようで、私たちはクラスごとに分かれて朝からバスに乗り込み移動中。


4人で固まって座ろ!というまりなちゃんの提案で、私と百叶が並んで座ったすぐ後ろの座席に、まりなちゃんと玲可ちゃんが座ることに。


出発してすぐ、後ろのまりなちゃんたちが声をかけてきてくれて、それに合わせて私と百叶も体を捻って後ろに顔を向けながら話していたのだけれど…かれこれ1時間くらい経っただろうか。

私がふと考えごとをしてしまって反応がなくなったのに気づいた百叶が声をかけてくれて、今に至る。