直球すぎです、成瀬くん




「やば!デカ!超美味しそう〜〜」


嬉しそうにオムライスの写真を撮るまりなちゃんの横で、玲可ちゃんはもう食べ始めている。


「ウソ、玲可写真撮らないの!?」

「冷める前に食べた方が美味しいでしょ」

「それはそうだけどさ〜」

「写真あとでちょうだい」

「いいけどさ〜…って、まりな以外みんな食べてるじゃん!」


私も百叶も、あまりにも美味しそうなオムライスを前に、スマホよりもスプーンを手にしていた。



「お、美味しい…!」


口に運んだ瞬間、幸せがいっぱいに広がる。濃厚デミグラスソースに半熟たまごが最高に美味しい……!


「さすが人気店だね、めちゃくちゃ美味しい!」

「だね、私こんなオムライス初めて食べたかも…!」



ボリュームはあったけれど、みんなあっという間に平らげた。


「幸せすぎる〜」


満足そうにグラスの水を飲み干すまりなちゃん。



「このあとどうする?」

「あたし服見に行きたい!」

「いいね!行こ!」


まりなちゃんの声で、次は服を見に近くの駅ビルへ向かった。







「めっちゃ楽しかった〜」

「ね、あっという間すぎ」


気づけば外が暗くなる時間になっていて、時間を見てびっくりした。もうこんな時間……


「じゃあ、そろそろ帰りますか」


同じく時間を確認した玲可ちゃんが、改札方面に目線を向けた。


「そうだね、また遊ぼう!」

「今度は映画とか行きたくない!?」

「いいね、賛成」


次回は映画に行く約束をして、改札でまりなちゃんと玲可ちゃんと別れた。



帰りの電車を待つホームで、隣の百叶が「ほんと楽しかったね」と笑った。


「うん、すごく楽しかった、オムライス美味しかったし、髪も切ってもらえたし…!」


私も笑って返すと、私の前髪を見た百叶は柔らかく微笑んだ。


「うん、やっぱり髪、今の方が可愛いね」


可愛い人に可愛いと言われ、私はまた照れてしまった。