「こんな自分、初めてです…!」
前髪を少し切ってもらっただけなのに、何だか世界が生まれ変わったみたいな気持ちになる……不思議…!
「前髪って結構変わるからね〜、うん、柚ちゃんはこっちのがダンゼン可愛いよ」
「あ、ありがとうございます…!」
照れくさかったけれどそれよりも嬉しさの方が勝り、私の口角は自然と上がっていた。
「っええ〜〜〜可愛い!超可愛い!!!」
完成を見せに行くと、待ってくれていた3人は口を揃えて褒めてくれた。
「こっちの方が100倍可愛い!!さすがうちのお姉ちゃん!」
……すごい、前髪ひとつでこんなに変わるなんて……!
何度もお姉さんにお礼を言いお店を出ると、玲可ちゃんがスマホの画面を私に見せてきた。
「さっき柚待ってる時に3人で調べたんだけど、ここ行かない?SNSでめっちゃ有名なオムライス」
映っていたのは、デミグラスソースがかかった大きなオムライス。
「美味しそう…!」
「柚がより一層可愛くなったことだし、ここでお昼食べよ!」
「私、道案内するね」
「ありがとう!」
百叶先導で、そのお店へはすぐに到着した。
混んでいたけれど座席数が多かったので、少し待てば中に入れた。
そして全員が同じ、人気ナンバー1のデミグラスオムライスを注文した。


