みんな髪を可愛くアレンジしてたり、服も可愛い。
私も何かやってくればよかったかな…
いつも通りアイロンで伸ばしただけの自分の髪を少しだけ後悔した。
「え!百叶めっちゃ髪可愛い!自分でやったの?」
まりなちゃんが、百叶の凝ったヘアアレンジに気づくと声を上げた。
頷く百叶に、玲可ちゃんは「めっちゃ器用じゃん」と感心。
「妹の髪よくやるからね〜」
「すごい!…え、じゃあさ柚もやってもらいなよ!」
「…え!?」
「確かに!せっかくだしアレンジしてるの見てみたい!」
まりなちゃんと玲可ちゃんが揃ってそう言うので、私は百叶と顔を見合わせた。
「え…じゃあ、簡単にすぐできるやつ、やってもいい?」
「え、いいの…?」
「うん、実は私も、柚の髪やってみたいってずっと思ってて…!」
そう言うと百叶は鞄から、予備で持ち歩いているというヘアゴムを取り出すと、あっという間に私の髪を可愛くしてくれた。
「わ…!ありがとう百叶!」
「え〜はや!さすが百叶!」
「しかもめっちゃ可愛い!」
「ホラ柚見て!」
「……ねえ、私前から思ってたんだけどさ、柚、前髪もう少し短くしないの?」
盛り上がる私たち3人に、百叶が唐突にそんなことを言った。
「あ、それあたしもちょっと思ってた」
「そうだよ!もっと顔出した方がいいよ!目丸くて可愛いんだから隠さないで……っあ!いいこと思いついた!」
目をキラキラさせたまりなちゃんは、次の瞬間、突拍子もないことを言った。
「今から切ってもらいに行こ!」
「…え?」
「あたしのお姉ちゃん美容師だから!」


