「ね!今から駅前にできたクレープ屋さん行かない!?あたしずっと行きたくて…!」
「お!いいじゃん!みんなで行っちゃう?」
「え!いいね、行きたい…!」
そして私の、百叶たちとの接し方も徐々に変わりつつある。
はっきりと自分の希望を言ったり、先陣切って話題を振ったりとかはまだまだ全然できないけれど…
買ったクレープを手に、近くの公園で食べていると「そういえばさ」とまりなちゃんが口を開いた。
「この4人で放課後は何回も遊んだことあるけど、よくよく思い返してみたら休みの日に会ったことなくない?」
「…あー、確かに、言われてみれば」
玲可ちゃんが相槌を打つ。
「みんなで予定合わせてさ、春休みに1日中遊びたくない!?」
「え、それいいね」
「遊びに行きたい!ね、柚」
「うん!どこ行こうか…?」
そして春休み、約束していた4人で遊ぶ日に、私は自宅から2つ隣の駅へと向かった。
行き先候補としてテーマパークや動物園とかが挙がったけれど、結局、行き当たりばったりで遊ぼう!ということになり、いろいろなお店が何でも揃うその駅を集合場所に決めた。
約束の時間より少し早めに待ち合わせ場所に到着すると、まだ誰も来ていないようだった。
…張り切りすぎたかな……
「あ、柚!早いね…!」
なんてことを思っていたらすぐに、手を振りながら私に駆け寄ってきた。
「百叶!おはよう!」
「おはよう!早かったかなと思ったけど仲間がいた」
そう言ってきゅっと口角を上げた百叶は、楽しみだね、と目を輝かせた。
少しして、まりなちゃんと玲可ちゃんが揃って待ち合わせ場所に到着。
「久しぶり〜〜!でもないけど、休みの日に会うの何か新鮮!」
「2人とも早いね、てか何気に私服見るの初めてかも、かわいい〜」
玲可ちゃんのその言葉で、改めて3人を見る。


