感情を失くした少女

「そこで、だ!月城学園にはこれをつけて学園生活をおくってくれ!!」
そう言って渡されたのは……黒いウィッグに黒のカラーコンタクトと…メガネ?
「いいですけど…なんですか?これ」
するとお義父さんは苦虫を噛み潰したような顔で言った

「こんなに可愛い可愛い月夜をそのままで行かせるわけにはいかない!少しでも月夜の可愛さが隠せればいいが……」
可愛い可愛いって……そんなはずないのに。
でも、確かに私は髪は水色で目は薄紫だから悪目立ちするか……

「わかりました。じゃあ、つけてきますね。」