何度も鳴る目覚まし時計をとめて起き上がる

「また、あの夢か…もう、4回目…?」

前にも同じ夢を見た。たくさんの大人と子供が3人…その内の1人が私らしい…
私にはそんな記憶はない…ただ夢の中で「月夜」と言っていたから私なのかと思っただけ。

「……支度して行かなきゃ…」

今日から私は、幼小中高一貫校で国内トップクラスの学園

月城学園の生徒となる。
遅刻なんてしたらとんでもない。
早く準備しよ

「あら、おはよう月夜ちゃん。」