感情を失くした少女

「……はい」
なんとも思わないけど貶されてるの貴方じゃなくて私なんですよ……私だから何も思わないけど、他の生徒の場合……多分、落ち込む。
知らんけど
それからしばらく歩いて……


「ついたぞ。ここが学園長室だ」
コンコンコン…ガチャ
返事ないのに開けるんだ……
「失礼します。編入生を連れてきました。」
「失礼します」
圭先輩に続き学園長室に入る。
……中広っ。……ここって一応学校だよね…どこかのホールですか？
「やあ。月城学園へようこそ。学園長の月城 祐二(ﾂｷｼﾛ ﾕｳｼﾞ)です。」
「初めまして。雨宮月夜です。よろしくお願いします」
ペコリとお辞儀をして学園長と握手をする。
「……初めまして…ね」
学園長が何か言っていたけど声が小さくて聞き取れなかった。
「……何か言いました?」
「いや、なんでもないよ。……じゃあこれからこの学園について説明しよう。授業があるからそんなに話せないとは思うが」
その後学園長から学園の事を聞き終わり
「ー以上で大まかな説明は終わりだ。何か質問はあるかね？」
「……いえ、ないです」
「そうか、じゃあ職員室に行き担任の先生の元へ行こう。圭、あとは頼んだよ。ああ、そうだ。雨宮くん。授業終わりにもう一度ここへ来てくれ。寮の話があるからね。」
「はい。……では、失礼します」
「失礼しました。」
2人で学園長室を出て職員室へ向かう。