感情を失くした少女

…あ?……あーめんどくさい奴が来た……
「んだよ。馬鹿なこと言ってんじゃねーよ」
不機嫌オーラ満載にしてそいつを睨む
「別に。俺はなんでそんなにご機嫌なのかなって思っただけだよ。そんなに不機嫌になるなよ」
おめーがうるせぇからだよ。
「……あ、もしかして原因、俺?」
心が通じたのかよ……わかってるんならあっち行け
「はいはい。元凶はどっかに行きマース。……あ、そうだ忍」
まだなんかあんのかよ。めんどいから俺がどっか行くか……
「ちょっとどこ行くんだよ。話があったのに」
あーめんどい
「……ついてくんな」
「はいはい。大人しく待ってマース」
待たなくていい
たく……うるせーやろーだ。
……あー教室で大人しく待ってようと思ったのに……あいつのせいでめちゃくちゃだ
「……あれ?戻って来んの早いね」
「……チッ」
「舌打ちすんなー」
うるせぇ俺は寝るんだ。本当は起きてたかったけど、こいつを追っ払うには寝るしかねぇ


しばらくの間俺は眠りについた。