なんて本当は言いたいが言えない。 俺は無言のまま聞き続けた。 「春...好きだよ。」 静かな夜に響いた。 "好き"か。ありがとう、俺も好きだ。 「春、愛してる。」 うん、俺も愛してる。 「私にとって、春は必要。必要不可欠なの。春は醜い感情ばかりじゃない。みんな待ってる。翔も、歩夢も、陽も・・・。待ってるんだよ...。もちろん私も...。」 ・・・・・・・・・。 『悪い、誰だ?』 俺は声を少し変えて、"逃げ"という行為をした。