何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜


でも、今は違う。

赤の他人。

そう思い込まないと花を抱き寄せてしまいそうだった。

俺は再び歩き出す。

「待っててばっっ、春!」

''春"。

俺の聞き間違いじゃなければそう花は呼んだ。

その声に反応し、俺は足を止めてしまった。

「春・・・あのね、さっきはありがとう。」

いいや、こちらこそだ。

俺の大事な居場所だった所を救ってくれて。

花が来てくれなかったら危なかった。