何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜


『あぁ、ありがとう。』

そう答える春はどこかスッキリした顔のように見えた。

「有村さん達ー、次どうぞー!」

どうやら順番が回っできたらしい。

「春、行こっ?」

少し春のことについて分かり始めた。

私はずっと一緒にいた。

だけど、知らないことが多すぎた。

春は私の声が聞こえなくなるほど、思いが溜まってた。

自分の存在価値を否定してまで。

危うく、自殺なんかしちゃうというのもあったかも。

可能性は低いけどある。