『あぁ、ありがとう。』 そう答える春はどこかスッキリした顔のように見えた。 「有村さん達ー、次どうぞー!」 どうやら順番が回っできたらしい。 「春、行こっ?」 少し春のことについて分かり始めた。 私はずっと一緒にいた。 だけど、知らないことが多すぎた。 春は私の声が聞こえなくなるほど、思いが溜まってた。 自分の存在価値を否定してまで。 危うく、自殺なんかしちゃうというのもあったかも。 可能性は低いけどある。