「だから頭をさげんとってや。俺らの方にも責任はある。」 この関西弁を喋るのは咲人。 軽い感じだが、人一倍周りのことを見ている。 観察力が優れているんだ。 「みんなっ。」 そんな風に思っててくれたんだな。 なんというか、気持ちを言葉で表すのが難しいが。 でも、俺は決めた。 いいや、この話をする前から決めていた。 「俺はここの金龍を解散させないようにアイツらにお願いしてみる。」