「こら、社会人なんだから、スーツくらいしっかり着なさい」 そう言いながら、彼のネクタイを締める距離まで近づく。 「身だしなみは社会人の基本よ」 彼のYシャツのボタンを留めようと襟を持つと 首筋に赤く染まった痕が見えた キスマーク それに目がいったが、一瞬で目を離し、シャツのボタンを留め、ネクタイを締めた。 「そこ、今日の17時までには直して提出してね」 書類を受け取った彼は、自分のデスクに戻り、不備のあった書類と新たな書類を作成し始めた。