特に手伝うこともなさそうだしね。
「ほら出来たわよ。南央、持って行ってあげて」
「うん」
出来上がったそうめんをテーブルまで運ぶ。
「ありがとう南央」
お兄ちゃんたちはほんの数分でそうめんを食べ切った。
「これで夕食までは持ちそうだな」
「そうだな」
「そういえば今日の夜って何?」
海お兄ちゃんがお母さんに問いかける。
「南央と金木くんが来てくれているから、2人の好きなものでも作ろうかな。お母さん、腕によりをかけちゃうわよ」
力こぶを見せるように、お母さんは腕まくりをして見せる。
「金木くんは何が好きなの?」
「えっと、僕は何でも…」
「うそ、そんな遠慮しなくていいのよ。お母さんは私より料理が上手なんだから、頼んだら何でも作ってくれるから」

