「ここが南央さんの部屋ですかー! 同じ間取りのはずなのに全然違いますね」 キョロキョロと部屋全体を見渡す。 「そんなに見られると恥ずかしいから、そこのソファ座って」 金木くんをソファに誘導し、私は冷蔵庫を開ける。 ひき肉も鶏肉もなかった気がするんだよね 自分でも思っていた以上に冷蔵庫に何も入っていない。 もちろんひき肉、鶏肉も 「金木くん、私買い物行ってくるね」