「じゃあ今から転校生を紹介する。葉山ー入ってこい」
え?こんな静かな中入らなきゃいけないの??
最悪だ。
「葉山?早く入ってこい」
あ、この人絶対短気だ。
これだけで少しキレてる。
はぁ、入るしかないか。
ガラガラ
中に入ると...
「おっしゃーー!!女子来たー!」
「なんだぁ、イケメンじゃないのかぁ」
「女子はいいけどアイツ普通過ぎね!?」
「あ、それ思った!」
などなど
これはあんま歓迎されてないな。
まぁいいけど。仲良くするつもりなんて全くないし。
私の目的は天龍だけなんだから。
「葉山、自己紹介しろ」
「葉山鈴です。よろしくお願いします」
と言いながら一礼する。
「なんだ?それだけでいいのか?」
「はい」
「へー冷めてんのな。まぁいいけど」
