"それで、親友ちゃんは父を嫌いになったんだ。"

"いや、嫌いになったわけじゃなくて。なんかあんなに優しくていつも私を心配してくれて。

でも、そんな人がああいうことしてたんだって思っちゃって。"



私は怒りを抑えた。

本当はふざけるなって
声を大にして言いたかった。


でも私には出来なかった。





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