主な登場人物

小川沙耶(おがわさや)
本作主人公。地元の高校に通う、高校二年生。十七歳。何不自由なく幸せに暮らしてきたが、父親の借金をきっかけに、同じクラスである、次期広瀬組の跡継ぎ、広瀬蓮の家で住むことに。

広瀬蓮(ひろせれん)
沙耶のクラスメイト。誰とも関わりを持とうとしない一匹狼で、曲がったことが嫌いな性格。次期広瀬組の跡継ぎ。銃や剣の使い手は、広瀬組始まって以来の最強と言われている。組員たちからは、若と呼ばれている。

鈴村安奈(すずむらあんな)
沙耶の幼なじみで、親友。沙耶のことを、何かと気にかける。

高橋尚子(たかはしなおこ)
沙耶と安奈のクラスメイトで親友。

小西源(こにしげん)
蓮の世話係。広瀬組では、兄貴分に当たる。組員からは、アニキ、または、源さんと呼ばれている。

古田肇(ふるたはじめ)
源と同じく、蓮の世話係。広瀬組では、弟分に当たる。組員たちからは、肇、肇さんと呼ばれている。

広瀬公一(ひろせこういち)
蓮の父親。妻を亡くした後、蓮を立派な跡継ぎに育てるため厳しいことも言うが、心の中では、彼を溺愛している。いわばツンデレタイプ。蓮からは、親父、組員たちからは、組長と呼ばれている。

広瀬薫子(ひろせかおるこ)
公一の妻で、蓮の母親。十年前に起きた組同士のいざこざに巻き込まれ、蓮を守って亡くなる。蓮からは母さん・おふくろ、組員たちからは、姐さんと呼ばれている。

沙耶の両親
父親が広瀬組から多額の借金をし、沙耶と引き離されてしまう。母親も、父親の後についていった。沙耶に会うため、別の組からお金を借りてしまい、その組員に殺されてしまう。

白場瑛士(しろばえいじ)
沙耶、蓮と同い年。白場組の跡継ぎ。蓮のライバル。沙耶の両親を殺すように指示を出した。