「……こうき、?」 「あ、ごめん。起きた?」 ミナのおっきな瞳が揺れる。 いつから、この瞳を俺だけで満たしたいってそんな欲張りが生まれたんだろう。 「うん、起きた」 寝ぼけたミナの可愛い声、知ってんのは俺だけでいい。 夜中に起きるとキュって俺の服を掴んで、少し甘えるってこと、知ってんのは俺だけでいい。俺だけがいい。