「ミナ、高校1年生からすきなんでしょ?」
「うん、そーだよ」
「4年も片思いさせるようないいところ、ある?」
「えっ、何言ってんの!?」
あるに決まってるよ!
リュウ先輩のお顔は本当にかっこよくてわたしは全面降伏だし、たまに見せる笑顔もギュンギュンして離してくれないし、「神楽」って呼ぶ時の柔らかい低い声も本当にだいすきだし。
それに、うるさいとかうざいとか、何だかんだ言いながらわたしを拒否しないずるい所にもすっかりハマってしまっているんだ。
リュウ先輩にとってわたしはそこら辺に転がってる後輩の1人なのかもしれないけれど、ふとした時にわたしにだけ見せてくれる優しい視線が、優しい声が、優しい言葉が、わたしの心を掴んでずうっと離してくれない。
すきでいていいよって、すきでいなよって言われてるように感じて、どんどん底なし沼に落ちていく。
「4年って結構長いのに」
「うん、長いね」
「1度も気持ちが揺らいだことないの?」
「ないって言いたいかなー!」
「…何その意味深なセリフ」
「そのまんまー!あー、リュウ先輩に会いたいなー!」


