「リュウ先輩目当ての子なんて、結局サークル辞めていくんだから、別にいーじゃん」
うなだれるわたしを見ながら枝豆を食べるサクラは、本当に興味なさげに一度だけリュウ先輩を見てから、慰めなのかそう呟いた。
───確かに、新歓にいる子たちが全員サークルに馴染めるかといえば、その答えはノーだ。
リュウ先輩の周りに座るあの子もあの子もたぶん振り向いてくれないリュウ先輩に飽き飽きしてそのうちサークルやめちゃうんだと思う。
わたしの同い年だった女の子たちだって、そんな理由で辞めていった子が大勢いた。
そりゃ、彼女たちのリュウ先輩への思いなんて、ちょっとかっこいい先輩いるから彼氏にしたーい!とかそんなちっぽけなものって頭ではわかってるし、リュウ先輩だってさすがにほいほいと女の子を拾っては捨て、とかするタイプじゃないことも大いに理解してる。
でも、でもですよ。もしかしたら、ガチな子だっているかもしれないし、とか。そう考え始めたら止まらない。
「あー、もうそんな顔しないの!元気だしなって」
「サクラー!」
「引っ付くな、バカ!」


