君に毒針



「わたし、ミナが思ってるより、色んなこと知ってるからさー」

「怖いんだけど」

「怖い言うなよ」

「ごめん」

「許す」



サクラの温度がすきだ。

ズカズカと入り込んでくるわけでもなくて、突き放すわけでもない、そういうところがすきだ。



「この際だから言うけどさ、」

「えっ、なに、」

「……清水先輩の匂いって、結構うつりやすいとおもうよ」

「、っ!?」