君に毒針



『だから、やめれるように、これからどんだけかかるかわかんないけど、するから、だから、』

『うん、』

『…っ…あとちょっとだけ、すきでいても、いいですか』

『…………うん、』



ポロポロ流れる涙をリュウ先輩は全部すくいあげてくれていて。

こういうときに優しくするのって反則だって、また涙が止まらなくなって。


神楽は泣き虫なの?ってリュウ先輩が笑うから、先輩のせいですって精一杯の抵抗をした。





*


「……ミナ、?」

「あっ、」

「どした?」

「っ、なんでもない。本当にありがとう」