さっきまで近くにいたサクラをはじめとした友達たちは、珍しいこともあるもんだ、って顔しながら、わたしの視界の端でわたしに手を振っている。
バイバイって意味だろうなって察して、適当に振り返していたら、なにしてんの?ってリュウ先輩が笑った。
「先輩、どうしたんですか?」
「何が?」
「誰待ってたんですか?」
よくよく考えれば、先輩はわたしが講義を受けていた教室の外にいただけで、たまたまわたしを見つけたから声をかけかもしれなくて、待っていてくれたとか、そういう期待するのってダメな気がしてきた。
リュウ先輩に期待したって、いつも悲しくなるだけで、それを4年間繰り返したんだから、いくらバカなわたしだって、そんなのわかる。


