きみと秘密を作る夜



去年のクリスマスって何してたっけ。


あぁ、そうだ。

私は晴人に問題集を渡して、それで一緒に年を越す約束をしたんだっけ。



あの頃は、晴人さえいてくれたらいいと思ってた。

だけど、別に今、私は晴人がいなくたって生きていけてる。


人は、失恋した程度じゃ死んだりしないのだ。



晴人は、今年はカノジョと一緒にクリスマスを過ごすのだろうか。

そう思ったあとで、私は未だに晴人のことばかり考えているなと気付かされた。


趣味を見つけるなりしなきゃ、本気でやばいんじゃないかと思えてくる。



「寒いなぁ……」


寒い。

寒いよ、晴人。


あれからどれだけ毎日を繰り返そうとも、私の中の時間はまだ、止まったままだよ。