「晴景
今日も勉強会、来るでしょ」
「いや…行かない…」
「ひーちゃん、どぉ?かわいいでしょ」
好きだろ、オマエ
「ひーちゃんて…」
「あ、でも、ひーちゃん
男性恐怖症?みたい
店長は大丈夫みたいなんだけどな…
オレに怯えてるから…
オレ、ひーちゃんに触れないんだよね」
「…男性恐怖症?」
「うん、オレが触ると
ビクビクするし
最近やっと慣れてきたけど
最初は話す時もオドオドしてたな
…
ひーちゃん
オレのこと好きなのかと思ってたら
違った…」
でも昨日…
晴景の手が触れても…
「ひーちゃんとか、呼ぶな…」
「え、だって
ひーちゃんはひーちゃんじゃん」
「倉田の女じゃないだろ…」
晴景、怒った?
めずらしいじゃん
「うん、女いるから、オレ」
「知ってる」
「芽唯と知り合う前から
ひーちゃんはひーちゃんだったし…」
「なんか、イラつく…
だから、今日行かない!」
「別にひーちゃんが特別じゃなくて
オレ、下の名前で呼びたいの!
勝手なオレのルールなんだけど
…
小学校の時、親離婚して
名前変わってヤダったから…」
「…それは、なんか、わかる…」
「わかってくれる?
物わかりいいじゃん!晴景!」
「…なんか、ウザい…」
「だからオレのことも淕って呼んでほしい!
だから、ひーちゃんはひーちゃん!」
「とにかく今日は行かない」
ひーちゃんのことになると
ムキになる
コイツ
なに?



