瞬間
上杉の手が
私の背中に優しく触れた
上杉…?
上杉の体温と
鼓動が
上杉のYシャツを通して伝わってきた
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「こわく、ない?
…
こわいんでしょ…
男の人が…
…
淕から聞いた
…
だから
触れたくても
触れられなかった
…
違う人が折原のこと抱きしめてるの見て
すごいショックだった…
…
オレも抱きしめたかったのに…
折原のこと…」
ズキ…
私の涙が上杉のYシャツに染みた
「ホントは上杉がよかった…
ずっと待ってた
…
上杉がいい…」
ずっと待ってた
上杉に会えるのを
ずっと待ってた
抱きしめてくれるのを
ずっと待ってた
またここに戻ってこれるのを



