Déjàvu デジャヴ


「こんにちは」



「あ、桐谷さん!おかえり

今、淕と芽唯ちゃん
買い出しに行ってるんだけど
遅いんだよねー
何してるんだろ…」



淕と芽唯ちゃん…


上杉は?




「病院、来てくれてありがとうございました」



「ごめんね、最後の日しか行けなくて
しかも、なんか、タイミング悪くて…
…大丈夫だった?」



「私の方こそ、すみませんでした」



「迷ったけど、桐谷さん泣いてるし
あーするしかなくて…
ホントにごめん!」



「いえ…」



「なんか、中途半端な気持ちで
抱きしめたりして…
桐谷さんもオレを求めてなかったと思うし…」





求めてなかったとしても

あの時の私は

ひとりだったら

どぉなってたか

わかんない




店長が抱きしめてくれて

どれだけ支えになったか…




誰でもよかったわけじゃないけど

誰かに来てほしかった




上杉は

来てくれないと思ったから